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ドラクエにしてもゼルダにしてもスーパーマリオにしても、ゲームの主人公は感情移入のためか、個性はあるのに人格の描写が少なく、作家による自由度が高い。連載を続けるうちに作家の中でキャラが強化されていき、「衛藤ヒロユキのミネア」「タイジャンホクトのミネア」など、基本的には同一人物なのだが全く違う性格という、言葉の上では完全に矛盾している事象が起きる。しかしそれを読者が不自由に感じない、当たり前に読めたからこそドラクエ四コマは2006年、全22巻のロングランを続けられた。
惣流・アスカ・ラングレーと式波・アスカ・ラングレー、あるいはコミケで飛び交う同人誌で描かれる奇妙にズレながらも同一性を保つキャラクター、同人的なるものの台頭を導いたのは秋葉原に根ざした萌え文化だけではなかった。ドラゴン四コマで付加された「アリーナに片思いするクリフト」という本来なかった人格は、現在、リメイク版の『ドラクエ4』にて公式設定として取り入れられている。
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